小西陶古 コニシトウコ

備前焼本来の赤松を燃料とした伝統の焼成を守り制作しています。
代々作家の家系で、明治初期の細工の名工と云われた永見陶楽の孫にあたる初代小西陶古(本名 小西陶一郎)が窯元を設立。
初代はそれまで偶然に作られていた「桟切(サンギリ)」という景色を人工的に作り出す方法を考案しました。その鮮やかな桟切の色合いと、茶道具や干支の置物などの細工物に見られる繊細な造形技術が特徴です。
現在は初代の孫にあたる小西陶藏が窯元作品を監修する一方で、作家としても作品を生み出し備前市指定無形文化財保持者に認定されています。

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Our Commitment to Quality / こだわり

小西陶古

鮮やかな景色「桟切(サンギリ)」

初代が人工的に作り出す方法を考案した「桟切」。釉薬を一切使わず「酸化焔焼成」によって堅く焼き締められた強い赤みに、暗灰色、ねずみ色、青色、白色などの発色がみられます。一つとして同じ模様にはならないのが特徴です。燃料の燃えつきた炭火を窯に投入し、作品の一部がそれに覆われて還元焼成になった部分にサンギリが現れます。陶古の大窯では、薪を約4000束使用して約14日間1200~1300℃の高熱を保ち、更に木炭を150俵使用し焚き込みます。

小西陶古

「細工物」の卓越した技術

陶古の細工物は、ベテランの卓越した技術によって生み出される細かくリアルな描写が特徴です。花器、宝瓶(煎茶急須)、置物にはユーニークなデザインが豊富で毎年作られる干支のシリーズや縁起物のモチーフなどが用いられます。

小西陶古

使いやすさ

陶古の食器類は薄手で軽く、また急須の注ぎ口は湯切りが良いのが魅力。日常使いしていただきやすいよう、丁寧なものづくりを心がけております。

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